サラリーマン金融の儲けの構造

「3%で調達し、25%で貸す」貸出金利と調達金利を差し引きして、22%が利ザヤ、つまり「儲け」となっていました。現在では上限金利が20%ですし、ほとんどの消費者金融が独自の上限金利を設定していて、そのほとんどが20%未満です。

収益性の尺度となるROE(株主資本利益率)は軒並み15%を超え、ROA(総資本利益率)も3%から6%と、日本では夢のような水準で、シティバンクなどアメリカ大手金融機関と肩を並べている。

経営の仕組みは、各社とも500万件を超える顧客データで統計的に判断できる体制を整え、貸出限度額などの決済権限もマニュアル化しています。また、商品は個人消費者を対象に無担保小口貸し出しですが、各社とも様々な知恵を絞って経営しています。対面取引が基本でしたが、アコムのむじんくんの登場により、経営の形態が変わってきました。

こうした大手消費者金融業の経営方法は、アメリカの大手消費者金融業者ベネフシャルやハウスホールド・ファイナンスなどの経営手法を参考に、日本に合わせて作り上げたものとされています。経営陣は、現在でも高度リスク管理や新たな事業展開の可能性を求めて、アメリカ市場・経営手法の研究に余念がありません。こうした経営姿勢をとるのは、顧客の満足度を向上させなければ貸し出し需要を喚起できないからです。そして財務内容に問題が生じれば、資金調達源である銀行やその他金融機関との信頼関係が崩れ、資金がひっ迫することにもなってしまいます。