徹底した経営合理化

合理化定着までには1年〜1年半の期間が必要

合理化はまず、リストラやリエンジニアリングのように、全社的に業務の見直しをすることから始まります。合理化は次のようなステップで行い、1年〜1年半いないでの完了を目指します。

1.合理化の戦略、目的を明確化し、全社的なものにする。
2.経営企画部などで具体的なプランを打ち立てていく。
3.営業店、システム部、事務部などで、実際に推進する体制をつくる。
4.本部、営業店が一体となって定着させていく。

機会か・システム化などで営業店を合理化

営業店の合理化の推進は、店頭営業力の強化と人員削減効果の接点を追求するモノです。ややもすると省力化によって人員削減効果に関心が向けられがちですが、迅速な事務処理による顧客ニーズへの対応、競合に対する競争力の強化という視点を忘れてはいけません。これらの合理化目的を加速するためには、事務処理のシステム化を推進する必要があります。

無人契約機の功績

消費者金融業の場合、営業店以外での営業が認められていないため、事業の拡大のためには店舗数を増やさざるを得ません。それだけに、営業店の合理化は消費者金融業の利益確保のカギとなります。こうした危機感が他の金融機関よりも営業店の合理化を積極的にさせています。

1993年には業界初の無人契約機、アコムのむじんくんが誕生しました。設置されている場所は完全に無人の個室で、他人の目を気にせず消費者ローンを利用できるため、各社で潜在需要の掘り起しに大きな効果を発揮しました。アコムでは95年上半期の新規顧客数が前年同期に比べてなんと45%増という驚異的な伸びを記録しました。プロミスでも「無人契約機の利用者は、同業他社からの借入れゼロという人が多い」といいます。